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アイデンティティはいつ生まれた?

自分はこういう人間だ!
誰しもがいくつか思い浮かぶでしょう。
ポジティブな内容もあれば、また逆も然り。

ただし一つ疑問があります。
「自分は早起きがどうしてもできない人間だ!」と、どうして思ってしまったのでしょう?

前回、週刊に最も必要なのは、アイデンティティの形成という話をしました。
であれば、まず「自分は早起きする人間だ!」と思っていれば、こんなに苦労しなかったのに・・・と思います。

なぜ、このような事になってしまったのでしょう。

アイデンティティとは

一つ訂正すると、アイデンティティとは心と体を含めています。
体が大きければ有利なスポーツなど、目的の成否に大きくかかわってくるのは体のアイデンティティですが、目的までのプロセスを導いてくれるのは心のアイデンティティです。

いくら実力があっても誰にも認められなければ、いきなりオリンピック出場は無理でしょうし、知識が豊富でも試験を受けないと合格はできないでしょう。

今回はプロセスの要となる「心のアイデンティティ」に焦点を合わせてみます。

いつアイデンティティが生まれたのか?

そもそも、「早起きできない人間」という考えは、どこで根付いてしまったのでしょう?

例えば、音楽家の人はいつから「自分は音楽家だ!」と認識するようになったのでしょう?
キーボードを指で押してから?メジャーデビューしてから?
恐らく人それぞれ、ある時点での結果ベースで考えてしまうんではないでしょうか?

ただ、ちょっと待ってください。

特に体操競技などに縁がなかった人が、いきなり跳び箱20段飛べてしまった場合、「自分は体操選手だ!」なんて思うでしょうか?

恐らく思わないでしょう。まず心が置いてけぼりです。
僕も一度や二度早起きしたからと言って、「僕は早起きする人間だ!」とは思えません。

それより先に、「〇〇しない人間だ!」という心のほうが大きいのです。

つまり、今までの経験・週刊の積み重なりがアイデンティティを形成するのです。

ということは、もう手遅れ?

決して手遅れではありません。

日々の一つ一つの小さな決断が、あなたを変えるのです。
投票の結果と同じで、賛成派と反対派で必ず二分します。
ただ、今は反対派が多いだけなんです。

一つ一つの力は弱いけれども、たくさん集まれば大きな力となって、やがて反対派を押し返します。

ただし、逆も同じです。
小さな一つの決断は、どちらかに一票投じるのと同じですので、その積み重ねがアイデンティティを形成していきます。

より良い結果に向かうための方向を意識して決断していくことが、自己のアイデンティティを変えていってくれます。

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